マウスピース矯正の最大の利点は自分で取り外しが出来るので、装置の装着が自分でコントロールできるという気持ちの安心感です。矯正開始までの事前準備は他の方法と同じですが、最初にマウスピースをすべて製作しますので、事前の治療はより正確に行う必要があります。

唇側に装置を装着して歯並びを整えていくオーソドックスなブラケット矯正のメリットは、なんと言っても長い間行われてきて治療実績が多い事です。治療の進行や出来上がりについて、もっとも予測がしやすいのがブラケット矯正です。

予防矯正は本格的な矯正治療の前に正常な歯並びを形成するためのお口周りの筋肉を鍛える治療です。軽度の歯列不正の場合は予防矯正によって治ってしまう場合も多いため、本格的な矯正治療を必要としない場合も多くあります。通院は2～3ヶ月に一回で、取り外し出来るタイプの装置を使用します。

子供の矯正のうち、Ⅰ期治療もしくはそれよりも前の段階も含めて早期での治療は厳密に言えば矯正治療ではありません。いわゆる、咬合誘導や筋機能訓練などと言われていて、歯自体を動かすと言うよりキレイな歯並びができるスペースを整える治療になります。